翔けろペガサス!隣町まで!(前編)

翔けろペガサス!隣町まで!(前編)

 

「大変大変永らくお待たせしてしまい、
 誠に申し訳ありません!」

と謝罪続きだったVelmo/Pegasusですが、
やっとこさ御注文分の出荷も完了し、
少量ですがフリー在庫も積めてホッと一息。
 
フォールディングバイクとしては勿論のこと、
更にe-bikeでとなると稀有としか言えない、
「フレームもフォークもフルカーボン」の、
超軽量フォールディングe-bike・ペガサス。

組み立てまくりの毎日が落ち着いた所で、
チョッとその性能を堪能してみようと思います。
向かうは遠くに見える山の向こう、亀岡市。
 
京都市内から亀岡方面へ向かう場合、
国道9号線を真っ直ぐ行くのが一般的。
しかし自転車で走って楽しい道でも無いので、
今回は弊社京都BASE近くを通っている、
桂川サイクリングロードを北上する所からスタート。
 
ほぼ真っ平らなサイクリングロードですから、
漕ぐ事の負担はほとんど無いに等しく、
アシストレベル0でもスイスイ行きます。
しかしここで一摘みのスパイスとして、
アシストレベルを1にしてやるとあら不思議、
まるで車輪が大きくなった様な、
自然な滑走感で楽さ倍増。
 
快適なサイクリングロードを暫く走ると、
上流側の起点・嵐山に至ります。
コロナ吹き荒れる頃は実に閑散としていた嵐山も、
すっかり観光地として復活・・・というより、
以前よりも外国の観光客さんが増えてます!
皆さん、ニコニコと楽しそうで何よりで御座います。
 

京都BASEから嵐山まで約9km。
満充電100%で出発し、この時点で残97%。
・・・え?3%しか使ってないの?嘘でしょ?
アシストレベル1とはいえど凄まじい数値です。
まぁメーター表記は外的要因にも左右されるので、
あくまで参考値と捉えておきましょう。

嵐山でサイクリングロード&川とは別れ、
更に北上し嵯峨鳥居本の旧街道へ。
緩やかな上り勾配沿いに並ぶ伝統的建築物を愛で、
漕ぎゆくアシストレベルはずばり「1」。 
やせ我慢をしてのアシストレベル1ではなく、
急ぐ、という意志を持たない限り、
アシストレベル1くらいが案外快適なのです。
 
道を右にとれば化野念仏寺を経て愛宕念仏寺と、
嵯峨エリア定番の散策路に続く一ノ鳥居前を、
左に伸びる薄暗い道こそ本日の辿るべき道。
茶店で団子でも食して一服するのも良いけど、
今日は天気が下り坂との事なのでスルーパス。
 
この道は柚子で有名な「水尾」や、
「越畑」といった山間集落に続く重要な道ですが、
苔むした路面が絶対的交通量の少なさを物語ります。
しかし自動車の交通量が少ないという事は即ち、
自転車で走るには安全で快適でもあるという事。
 
しんどい思いなんて御免だ!
とばかりアシストレベルを一気に全開の「5」へ。
さぁペガサスよ!力強く峠を翔け上がれ!
でもアシストレベル3くらいでも、
案外楽に上れてしまいます。急がなければ。
 
この峠は距離こそ短いものの平均勾配が10%近く、
自転車乗りにもしっかり峠感を感じさせてくれます。
斜度のキツい箇所では18%程度あるため、
キツい箇所だけアシストレベル5、
その他はアシストレベル3、といった使い分けで、
息を切らせる事無くのんびりクリア。
 
六丁峠の天辺で走行距離約13km、
バッテリー残量は一気に78%へと。
やはり連続して過酷な負荷を与える峠越えは、
バッテリー消耗への影響が大きいですね。
実際にはバッテリー温度が上がった影響もあり、
時間を置くと残量値はやや復活するのですが。
 
上った分だけシューン!と峠を下り、
保津川沿いの渓谷路を快適サイクリング。
六丁峠を越してしまえば大きな勾配もなく、
いくつかのトンネルを抜けてスイスイ行く、
行く、行く、行くのですが・・・怖い。
 
怖いのは勿論オバケ。
ではなく、路面視認性が下がる危険と、
対向車からの認知が下がる危険、が正解。
でもペガサスにはメインバッテリーから給電される、
LEDライトが標準装備されていますから、
突如出会うトンネルだろうと夕闇だろうと、
オバケだろうと何でも光でピカーン!
さぁ此処から保津峡エリアに突入します!
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