VELMO GO NEXT!後編
製造と共に出荷に向けた整備までも連続して行う事で、
お客様に安心と満足をお届けするVELMO「パノラマ」。
ですが、整備以外の部分でも様々な進化点があり、
溶接痕を削り滑らかに仕上げるスムージングなど、
商品性を向上させる工作を多々盛り込んでおります。
フレーム本体に取り付ける部分。
自転車業界では完全に非常識なレベルの保護ですが、
ステーが位置調整や外的衝撃で動いた際に、
塗装面を傷付けたり剥がれが発生したりするのを回避する為。
ステーとフレームの間にワッシャーを追加していたりします。
ハンドルの固定を解除して回転させられる構造になっていますが、
使用者様が簡単確実に本来あるべき位置にセットし直せるよう、
ハンドルには「此処に合せて下さい」という目印を追加。
小さい工夫ですがこういった積み重ねが使用感の向上に繋がり、
お求め頂いたお客様の満足に繋がると信じて!
実際問題「ある程度傷はある物」という業界の常識はあります。
しかしお客様に直接お届けする業態を取る弊社ですから、
傷問題の対策、というより消滅は目指すべき重要事項。
目を皿のようにして汎ゆる小傷を弾き出します。
例えばこの工具で指す小傷、分かりますか?コレさえアウト。
自転車は乗り物ですから乗ってナンボ。
料理でも「味見」をせずに人様に出すわけには行きませんから、
広大な工場の中で全車試乗テストを実施。
気になる点があれば弾き出して対処を行い、
良品純度を限りなく100%に近づけて行きます。
お求め頂いたお客様の下へお届けするまでには、
まだ越えるべき大きな大きな壁があります。
それは「輸送」。
過去のトラブル経験を生かし傷防止の養生を最適化しつつ。
箱はあくまで箱であり、中身を守る事にこそ存在意義があります。
しかし輸送の中で傷や汚れだらけになった箱で良いでしょうか?
オーナーとのファーストコンタクトをより良い物にしたいから、
今回は「箱を二重」にして輸入時の傷や汚れ対策としました。
工場スタッフに任せっきりにする事なく、
弊社整備技術スタッフが最期までチェックを行います。
「お届けした際、お客様をガッカリさせない」
そんな想いと共に1台1台箱の中へ収めてまいりましょう。
巨大なコンテナに詰まったVELMO/PANORAMAが、
海を渡り、通関を抜け、トレーラーにひかれて弊社拠点へ。
そして御用命頂けた皆様の下へ。
此処から新しいVELMOが始まります。
何れ劣らぬ新鮮で魅力的な色を揃えました。
便利さだけでなく、共に過ごす喜びもお届けしたい、
そんなVELMO/PANORAMAをよろしくお願い致します!