VELMO GO NEXT!前編
資料と工具とやる気(と不安)を胸に、
弊社整備技術スタッフは機上の人となっておりました。
飛行機に乗ってしまえば映画一本見てる間に到着、なのですが。
勿論、観光に来た訳でもグルメツアーに来た訳でも御座いません。
OEM工場さんに出張に出向いた今回。
如何でしょう?この自転車工場とは思えぬスケールの大きさ!
手前から奥までズラーっと並んだ姿は壮観です。
でも文化という面では近いようで遠い中国。
日本では考えられない事が中国では当たり前で、
道を走る自動車は半分くらいまでが最新の電気自動車、
バイクに至ってはほぼ全てが電気という驚きの世界。
生産設備・知見などなども「さすが」というレベルにあります。
しかし埋まりそうで埋め辛い点はあり、
強いて言えば「商品への価値観」とでも言える物がそれ。
それをどう評価するか?にズレがあるんですよね、どうしても。
100台に1台であろうと1000台に1台であろうと、
お客様にとっては唯一の1台ですから、
弊社にとっては1%の取りこぼしさえも甘受出来ないのです。
出荷前に再度開梱し点検を行う、という一般的手法では、
対処療法にしかなりませんので、
「更に上流で安心感と完成度を高める」べく、
弊社整備技術スタッフ自らが中国の工場に出向き、
作られた車両を全数整備・点検行っております。
同時にこの組付け(アッセンブル)の何が問題なのか?
何をどうする事が求められるのか?を、
現地工場スタッフと共有しブラッシュアップする事が、
お客様の安心と満足に繋がると信じる次第。
養生テープで付箋を貼り、対処が済んだ分から剥がして行く。
剥がしたテープは半日も経たずこの有り様。
このズボンに溜まったテープの数だけ、
製品のクオリティが研ぎ澄まされて行くのです。
「色や仕様をメールで打ち合わせるだけ」といった、
ステレオタイプな中国生産モビリティのイメージを脱し、
中国の生産力と日本の細やかさを組み合わせる事で
高品質で魅力的な商品をリーズナブルに提供する。
そんなVELMOの最新モデル「パノラマ」は3月1日発売です!